手作りパンチェッタをよく作るのですが、コレ↓を生のまま食べたいなぁと思うことがあります。
ですが・・・思うだけで、もちろん
手作りパンチェッタの生食はダメ
です。
そもそも、なぜ豚肉の生食はダメなのか?
簡単に言うと食中毒になります。もっと酷いと重篤な症状を引き起こし、死に至ることも(参考:豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう)。
豚肉には下記のウィルス・虫を保菌している可能性があるそうです。
そして上記の菌は、スーパーで販売されている普通のお肉にも付いているかもしれない、らしい。
そんな怖い菌ですが、弱点が熱です。よく焼けば問題なし。だから「豚肉はよく焼きましょう」と言われています。
また、内蔵の方が上記の菌を保菌している可能性が高いです。
市販の生ハム(パンチェッタ)は生食してなぜ大丈夫?
ではなぜ市販の生ハムは生食して良いのでしょうか。色々なサイトを調べてみたのですが・・・
昔から生で食べても大丈夫だったから
ということらしいです。
塩や乾燥でE型肝炎ウィルスが死滅することは無い(冷凍しても消えません)ですし、何で生ハムを生で食べていいのか、しっかりとした科学的な根拠は見つかりませんでした。
ただし市販の生ハムは、菌が繁殖・付着しないよう徹底管理されている点は安心です。
イタリア人は手作りパンチェッタを生で食べる?
食べますね、彼らは。
この動画を見て分かるのですが、衛生管理が徹底してない(なさそう)手作りパンチェッタをパクパク食べています。 まな板も使い込まれていて大丈夫かいな、という感じです。
www.youtube.com
イタリアがいくら乾燥していると言っても、ウィルスがいない訳では無いと思うのですが・・・。
もしかすると日本の卵のように、他国とは異なる衛生基準が設けられているか、食文化・環境の違いなんでしょうか。
理由はよくわかりません。
手作りパンチェッタの生食は大丈夫?
最初の結論と同じで
手作りパンチェッタの生食はダメ
です(だと個人的には思います)。
理由は
- 豚肉に菌が付着している可能性がある
- 菌は加熱以外(冷凍、乾燥など)の処置で死滅しない
- 家庭レベルでは衛生面の処置に限界がある
です。
菌は目に見えるものでは無いですし、我々はプロではありません。今後も謙虚に手作りパンチェッタを楽しんでいこうと思います。
とはいえ自己責任ですが・・・
僕も手作りパンチェッタの切れ端を生で食べたことがあります。
生でしか味わえない風味が最高なんですが、やっぱり焼きましょうね。
どうもありがとうございました。